製品の販売前にROHS検査を実施【海外展開には必要不可欠】

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ROHSの国内への影響

科学

フタル酸エステルへの対応

2006年にEUから発令されたROHS指令が、現在の日本の社会に大きな影響を与えています。ROHS指令は、機械製品全般に有害物質を削減を義務付ける内容となっています。その指令に該当する物質はROHS10物質と言われ、製造メーカーは今も対応に追われています。ROHS10物質の中で、鉛やカドミウムなどの6物質は既に削減の対象となっており、国内でも対応が済んでいる状態です。しかし、2019年からはこれにフタル酸エステル4物質が加わるので、その物質に関する動きを強めています。大手製造企業は、材料メーカーにROHS10物質の含有の調査を義務付け、含有が基準値を上回る場合は、代替品を導入する指示を出しています。それにより、フタル酸エステル4物質を含む電線の被膜や電気基盤のプラスチック部品などが、代替物質に取り換えられています。基準を満たしていない製品は、欧州市場で販売できない状態となるので、ROHS10物質の検査は気を抜けません。ROHSに準ずる法令は世界中で発令されており、世界を相手にする日本企業は、早急な措置と対応を迫られているのです。ROHS10物質については、今後もケミカルラボへのスクリーニング検査依頼が増えるとされています。スクリーニング検査は、製造ロットごとの実行が求められるので、お金も時間も要します。そして、その費用については、製造メーカーへの経営を圧迫するとも言われ、経済産業省では、支援の方向も検討しています。

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